年越しそばを食べる理由、12月31日の何時に食べるのがベスト?

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■年越しそばを食べる理由

遠ざかる香りです。今回は年越しそばについて書いていきます。

いきなりですが、なぜ年末にそばを食べるのか知っていますか?

私の場合は、大晦日に親の作ったそばを特になんの疑問も持たず食べ続け

中国留学中にはインスタントそばを食べ、1人暮らしをはじめたら

今度は適当なお店に入りそばを食すといった感じで長い間ずっとなぜ食べるのが蕎麦なのか

年越しそばという単語まで存在するのはなぜなのか?考えたことはありませんでした。

そして最近になって知ることになったのです。

年越しそばとは運気をあげるためのものだったのです。

いきなりこのようなことを聞かされても「え?」と思われるかもしれませんが

これは年越しそばの由来から知ることができます。

 

■いつからあるのか、年越しそばの由来とは

・健康運

由来といっても江戸時代からある風習のようで、どこからどこまでが本当なのか・・・それはわかりません。

蕎麦は細く長く伸びることから、細く長く生きられるように「延命長寿」を願い

食べるようになったという話があります。江戸時代というと平均寿命は32歳〜44歳と

今よりもずっと低く、長生きできるように願いを込めて食べるようになったのであれば納得はできます。

ですが、それなら麺類であれば他でもよさそうなのですが、そばはビタミンB1を多く含んでおり

健康にもとても良く当時流行っていた病気にも効果的だったという話があります。

また、植物のそばは雨風にも負けず強く育つため、健康の縁起担ぎの食べ物としてそばが好まれた

というのが運の中でも健康運についてになります、そしてもう一つが・・・

 

・金運

やはりこれも江戸時代ですが、金細工職人と呼ばれる人たちは

そば粉を練った団子で細かく飛び散った金粉を拾い集めていたそうです。

団子をタライなどの入れ物につければそこの方に金が集まることから

金の貯まる縁起の良い食べ物としてそばをたべるようになったということです。

これが運の中でも金運の話となります。

 

・健康運と金運

諸説あるなかで、健康運と金運どちらも縁起の良い食べ物として食べられてきたことがわかります。

蕎麦の特徴として他の麺類より切れやすいことから一年の厄を断ち切るという意味でも

好まれているという話もあり、要するに大晦日に食べることにより

厄を断ち切り、運気をあげて新年を迎えることができるわけなのです。

もちろん、本当に運気が上がるかどうか、信じるかどうかはあなた次第です。

今では運気がどうとか、そういったことを考えて年越しそばを食べている人は少ないでしょう。

昔から受け継がれてきた風習が今なお廃れずに残っているわけですので、

そういった意味ではすごいことだと思います。

ただ、今回のような諸説由来を知った後だと年越しそばだけでなく

普段食べるそばの味わい方も変わるのではないでしょうか?

 

■年越しそばは12月31日の何時に食べるのがベストか!

厄を断ち切り、運気をあげて新年を迎えるという意味では、何時というより

大晦日の晩御飯に食べるのがベストですね。注意点を除いては、正しい決まりはないみたいなのですが

年末最後の食事としてたべるのがもっともそれっぽいですよね!ただし、これだけはご注意を!

 

■たべる上での注意点

年越しそばと名前だけ聞くと、年を越しながら食べるそば、つまり日付の変わる直前から食べ始め

1月1日になって食べ終わるというのが正しいと思っている人もいるかもしれません。

ですがそれは間違っており、縁起の悪い食べ方となります。また、そばを残すのも悪いとされています。

厄を断ち切るとは即ち年内に断ち切り、翌年には持ち越さないということです。

なのに日付をまたいで食べてしまったら、年内に断ち切れませんよね。

そういった理由から名前は年越しそばですが、年を越す前に食べ終わりましょう!