■秋分の日という祝日は何をする日なのか
9月になると秋分の日という祝日があるのはご存知だと思います。
では、秋分の日にはどんな意味があって、何をする日なのか知っていますか?
私の場合長年にわたって特に何も考えずに過ごしていました。
しいて言うならば、春分の日と同様に昼と夜の長さがほぼ同じという日といった知識がある程度でした。
「これからだんだんと日が沈むのが早くなるな」と思う程度でした。
みなさんはどうでしょうか?似たような認識の方もいらっしゃったのではないでしょうか。
しかし、実際にのところはそう単純な日ではなく、きちんとした意味があり
秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」となっています。
■「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」には何をすればいいのか
ご先祖さまへの感謝の気持ちを持ち、彼らの眠っている場所、つまりお墓参りに行きましょうよ!という日です。
なのでできたらお墓参りに行くといいと思います。お墓が遠方だったり、仕事の人もいると思います。
そういう場合は家の仏壇にお線香をあげるでもいいです。
自宅に仏壇がない場合もあると思います。実家にあったとしてもやはり遠方で難しいという場合も。
それならばせめて心の中でご先祖様、亡くなったおじいちゃんやおばあちゃんに祈りをささげてあげてください。思い出してあげてください。
私の場合、生まれた時には父方の祖母は病気で亡くなっておりすでにいなかったこともあり仏壇の写真でしか知りません。
厳しい人だったと話には聞くものの、映像へ音声も残っていないため、声すらわかりません。
父方の祖父は私が生まれた時に、まだ生きていて、しかも実家で一緒に暮らしていたので
家の中で時々喋る程度でしたが、なんだかんだ十年以上お世話になりました。
母方の祖母は私が生まれた時はもとより、現在進行形でも生きていますが、、、認知証により
まともにコミュニケーションも取れない状態です。でも本当にお世話になりましたし、何よりまだ生きています。
できることならば、おばあちゃん(母方祖母の方)の作った味噌汁をもう一度飲みたいものです。うちの親も出せない美味しい味噌汁でした。
母方の祖父は最近亡くなりました。年齢を考えるとかなり長生きだったと思うのですが、子供のころから一番お世話になっており
仲良くさせてもらっていたのもあり、悲しくて号泣しました。もう生きているおじいちゃんは見れないんだなと思うたびに悲しくなります。
こんな感じで、身近なおじいちゃん、おばあちゃんについてふと考えを巡らします。私の場合はなんとか4人中3人の顔や声を思い出せます。
ですが、これから年数が経つにつれ、記憶が薄くなっていきやがて思い出せなくなる日が来るのかと思うと怖いです。
実際100年といわず、50年も経てば、この世界で彼らのことを知っている人は誰もいなるんじゃないか・・・
そう考えると本当に恐ろしくてたまりません。
ですが、私もおじいちゃん、おばあちゃんの親については何も知らないので、
時が経つにつれ人々の記憶からなくなっていくのは自然なことなのかもしれません。
ただ、それだと悲し過ぎるじゃないですか!!だから時々でいいから
あなたもお世話になったおじいちゃんやおばあちゃん達のことを思い出してあげてください。
「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」となっている秋分の日はうってつけの日ですね。
毎年、少なくとも秋分の日にお世話になったおじいちゃんやおばあちゃん達に祈りをささげるようにしましょう。
これを習慣にすることで、少しでも長く彼らを記憶に留めておけるはずです。
何より、今自分がここに存在していられるのは彼らのおかげなのですから!